
こんにちは!アシバッチ事務局です。足場作業中の事故、本当に大丈夫? 命を守るためのヘルメット選びと正しい着用方法を徹底解説します!是非ご覧ください。
はじめに
足場工事は建設業界の中でも特に高所での作業が多く、安全対策が欠かせません。その安全対策の要となるのがヘルメットです。適切なヘルメットの選択と正しい使用法は、万が一の事故から命を守る最後の砦となります。本記事では、足場職人がヘルメットを選ぶ際のポイントと、その性能を最大限に発揮させるための正しい取り扱い方について解説します。
足場作業に最適なヘルメットの選び方
墜落時保護用を選ぶことが最重要
足場作業においては、「墜落時保護用」の機能を持つヘルメットを選ぶことが必須です。これは通常の「飛来・落下物用」ヘルメットとは異なり、墜落時の衝撃を吸収するための特殊な構造を持っています。墜落時保護用ヘルメットは、万が一の転落事故において頭蓋骨骨折や脳損傷などの重篤な怪我のリスクを大幅に軽減します。
「労・検」ラベルの確認を忘れずに
ヘルメットを選ぶ際には、必ず「労・検」ラベルが貼付されていることを確認しましょう。このラベルは、そのヘルメットが厚生労働省の定める保護帽の規格に適合していることを示す証です。特に足場作業では、「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」の両方の機能を備えた「兼用型」で、かつ「労・検」ラベル付きのヘルメットを選ぶことが安全確保の基本となります。
材質と機能で選ぶ
ヘルメットの材質は主にFRP、ABS、PC、PEの4種類があります。FRP製は耐熱性や耐候性に優れているため、長時間の屋外作業に適しています。一方、ABS製やPC製は電気絶縁性や耐衝撃性に優れており、様々な現場環境に対応します。また、通気性の良いベンチレーション機能付きや、遮熱効果のあるモデルは、夏場の熱中症対策としても有効です。
ヘルメットの正しい着用方法
適切なヘルメットを選んでも、正しく着用しなければその保護性能は発揮されません。次の点に注意しましょう
- まっすぐに深くかぶる: 前後左右に傾けず、頭にしっかりとフィットさせます。特に後ろに傾けてかぶる「あみだかぶり」は絶対にNG。
- ヘッドバンドの調整: 内側のヘッドバンドを自分の頭のサイズに合わせて調整し、ぐらつきがないようにします。
- あごひもの締め付け: あごひもは指1~2本分の余裕を持たせる程度にしっかりと締めます。作業中にあごひもを緩めたり外したりすると、事故時にヘルメットが脱げてしまい、保護機能を果たせません。
メンテナンスと交換時期
日常のメンテナンス
ヘルメットの性能を維持するためには、日常的なメンテナンスが欠かせません
- 使用前点検: 毎日の作業前に、ヘルメットにひび割れや亀裂がないか点検します。
- 定期的な清掃: 外側は中性洗剤を薄めた水で、内側は消毒用アルコールスプレーなどで清掃します。
- 保管方法: 直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管します。
適切な交換時期
ヘルメットには耐用年数があります
- ABS、PC、PE製:製造から約3年
- FRP製:製造から約5年
また、一度でも大きな衝撃を受けたヘルメットは、外観に異常がなくても内部が破損している可能性があるため、すぐに交換する必要があります。
関連法規制と遵守の重要性

労働安全衛生法では、2メートル以上の高所作業や落下物の危険がある場所での作業においてヘルメットの着用が義務付けられています。また近年では、1メートル未満の高さからの転落事故も多発していることから、あらゆる足場作業でのヘルメット着用が推奨されています。
これらの法規制を遵守することは、単に罰則を避けるためだけでなく、職人自身の命を守るために不可欠です。足場業界で働く全ての方が、適切なヘルメットを正しく使用することで、労働災害のリスクを大幅に低減できるのです。
まとめ
足場作業における安全確保の要となるヘルメット。「墜落時保護用」で「労・検」ラベル付きのものを選び、正しく着用し、定期的にメンテナンスと交換を行うことで、その保護性能を最大限に発揮させることができます。自分自身と仲間の命を守るために、今一度、あなたのヘルメットを見直してみませんか?
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